コーチ・ジネッツ

感謝

 自分自身の行動変革のために、毎日寝る前に一日を振り返りチェックする日課が20項目あります。まず一番目は、「朝晩の神棚、父と義父の遺影への挨拶」です。朝はいいのですが、夜はともすると忘れがちになりますので、チェックの時慌てて、なんていうこともたまにあります。

 四番目が、「出会う人や物への感謝を3回以上言葉・態度で示したか」です。これは家族以外の方々ということです。家族ですと、ちょっとしたことで「ありがとう」と言う機会はいくらでもあります。「ごちそうさま。美味しかった」なんていうのもありますよね。

 通常、出会う人というと、バスに乗るときに運転手さんに対してから始まり、買い物をすればレジの方へとか、3回はそんなに高いハードルではありません。

 ところが、この緊急事態宣言での生活。極力、人と接しないとなると、感謝を伝えるチャンスがなかなかないのです。平日であれば、たとえ家に一日中いたとしても、朝のジョギングの時、横断歩道で一時停止してくれたドライバーへ、郵便を届けてくれた郵便局の方へ、宅急便の配達の方へ、夕刊を配達してくれた新聞屋さんへとなんとかなりますが、本日、日曜日となると、郵便も夕刊もないとなると、なかなか3回ですら達成が難しくなります。

 さてさて、その解決策は? 物理的に出会ってはいませんが、メールを返信するときに必ず、「連絡ありがとうございます」とか必ず書いていますよね。あるは自分の決めた日課をよくよく見ると、「出会う物」とも書いています。これならばたくさんありますね。洗面の時に歯ブラシに、食事が終わった時にお箸に、お茶碗に、お湯のみに、庭に出た後にサンダルに・・・。生活を支えてくれるたくさんの物、すべてに感謝ですね。

 ということは、日課の「3回」は変更が必要でしょうか。例えば、「今日一日、出会った人や物に数えきれないほど感謝をしたか」とか。もう少し考えてみます。

 この行動変革のチェック、コーチングではとても大切なことです。さて、成長する自分の後押しをする皆さんの日課はどんなことでしょうか。

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